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バッテリーの役割 |
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充電式の電池のことで、クルマの場合ではエンジンのスタータや点火装置、ライト等さまざまな電気装置に電気を送る働きをします。また、発電器(オルタネータ)が作った電気も蓄えます。電解液と極板をコネクターという部品で直列につなぎ、電解液と極板が化学反応を起こすことで、充電、放電を行う仕組みになっています。
自動車用バッテリーには、電極に鉛や亜鉛が、電解液には希硫酸が使われています。
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メンテナンスの基礎知識 |
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バッテリー液が不足し(Lowerレベル以下)、極板が電解液より露出した状態で使用を続けると、液に浸っていない極板は化学反応をしないため蓄電能力が低下(バッテリー容量低下)し、始動不能などバッテリー上がりの状態に陥ります。さらに、極板自体も、細孔に硫酸鉛の結晶が付着し化学反応できなくなってしまい(サルフェーション現象)バッテリーの寿命を極端に縮めてしまいます。
逆に、バッテリー液の入れすぎによる液量過多(Upperレベル以上)は、旋回時や制動時、または発進時などの車の揺れにより、電解液(希硫酸)が液口栓からこぼれ、付着部分の車体を腐食(溶解)させてしまいます。電解液の適量配給がバッテリーメンテナンスでは肝要となります。
ターミナル部の緩みや腐食は、接触不良(接触抵抗増)につながり各電気系統への供給が断たれ灯火点灯・始動不良などが起こります。 また、充電電流も不十分となり、バッテリー上がりになりやすくなります。
バッテリーのサイズの見方
80D26Lと言うのは”80”が容量 ”D”が端子のサイズ ”26”が外形寸法 ”L”がバッテリー端子を手前に置いてマイナス端子が左がL、右がR
Dと26とLが合えば取付可能となります。
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日常のメンテナンス |
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バッテリー自体に寿命がくると、充電してもバッテリー液の比重が上がらない、各セル間の比重・量の差が大きい、蒸発が激しい、始動時の電圧低下がひどい(10V以下)などが現れます。
とくに、寿命が近づくと蒸留水を補給してもすぐ減ってしまうため日頃から液量を確認しておくことが寿命判定の際、重要です。一般的な寿命は、2〜4年程度です。
しかし、使用状況により劣化は大幅に変化し、充放電の激しい使われ方(使用電気負荷大)や、バッテリー温度が高い使われ方(渋滞走行が長い)は、その度合いも大きく、寿命も短くなります。
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一口メモ |
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バッテリーはエンジンルームの温度が高くなり、バッテリー液が蒸発しますとバッテリー上がりとなり、エンジンが始動しなくなります。
バッテリー液補充時にキャップを開けた場合、キャップに付着した液を衣服や皮膚などに付けないようにして下さい。目などに入ると失明することもあります。手などに付いた場合は火傷の恐れもありますので、水で充分に洗い流してください。
最近、ご自分で電気機器をバッテリーから、取っている方で、端子部分の緩んでいる事があります。端子の緩みは接触不良を起こしますのでご注意ください。また、配線などを引く場合はショートや、熱による被覆の損傷から、車両火災に至る場合もありますので、専門の方と相談してください。
容量の大きいバッテリーに交換は問題ありませんが、サイズの大きな物に変更の場合は各部への干渉(特にボンネット)に注意してください。
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交換の目安 |
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30000km〜50000km、3年〜4年。
バッテリー液が著しく減る場合、量のばらつき、端子が腐食している場合、バッテリー自体の変形などがある場合は交換が必要 |
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