ボディーコーティングとは?
名前の通り、ボディーをコートするものですので、広い意味で言うと、ワックスや塗装もボディーコーティングと言えます。
車が出来てから、塗装面を守る為や艶を出す為に、クリアー塗装がされるようになり、ワックスが開発され、耐久性に優れたポリマーやフッ素の商品が開発されました。
愛車を10年以上乗り続ける事が当たり前になって、さらに耐久性や小傷からも保護が必要となり開発されたのが、ガラス系ボディーコーティングです。
ボディーコテーングの種類
ワックス系  比較的簡単な作業で施工でき、ご自分でされる方が多いでしょう。
撥水性を上げる物が多く、水弾きによって汚れを付き難くするタイプで艶出し剤も含んでいますので、艶もでますが、耐久性がなく、洗車などで取れていきます。
ポリマー系
フッ素系
ボディーとの密着がよく耐久性が上がっています。3ヶ月から2年くらいまでもつ物もあり、撥水タイプと親水タイプがあります。
また、平滑性(すべり)も高く、坂や風によって流れやすいのも特徴です。
ワックスに比べて光沢剤が少ないので、下処理(ポリッシュなど研磨処理)をしてからの作業が必要となります。
撥水タイプは水玉の張力によって汚れを吸い上げ流すタイプですが、水玉のまま乾くと水玉のシミが出来たりする事があります。
親水タイプは水玉にならずにボディーに馴染んだ感じで流れていきます。
水玉のシミは出来にくいですが、一番低い所に流れていきますので、流れ跡が出来ますが、水玉のシミよりは簡単に取れます。
ガラス系 ガラス又はガラスに近い物に変化する成分が入っています。
耐久性がよく2年以上、中には半永久的なものまであります。
完全に膜でコーティングするので、酸性雨や塩害からも塗装面を保護します。
900℃くらいで焼いてやると9H以上の硬さになり、金たわしで擦っても傷が付かなくなりますが、実際には900℃でボディーを焼く事が不可能な為、そこまでは硬くなりませんが、かなり傷は付き難くなります。
ガラスは通常は親水性があるのですが、撥水する成分を入れて撥水タイプにしてある物もあります。
万が一、水玉シミが出来ても、塗装面までダメージが行く事が少なく油分以外は水のみで流れていきます。
油分や油膜が出来ても洗剤で簡単に洗い流す事が可能です。
欠点は完全硬化まで1ヶ月ほどかかるのと、完全硬化までに出来てしまったシミや、傷が完全硬化後は、表面が固すぎてかなり落としにくくなる事です。
一押しガラスコーティングのケルビムクリスタルシールドとは?
一概にガラス系と言っても、ガラスもあれば、ガラス粒の集まりやガラスとプラスチックの間のようなものもあります。
ケルビムクリスタルシールドは業界で初めて無機シリカガラスに転化するコーティング材です。
通常、有機物が含まれていますので、紫外線により劣化していきます。
クリスタルシールドは無機の為、劣化がなく、ほぼガラスに転化する成分のみで出来ています。
だから、5年の光沢保障が付きます。もちろん効果は5年以上
施工方法
1:洗車 ボディーに付着した汚れを落とします。鉄粉が付着している場合は鉄粉除去剤や粘土クリーナーでしっかりと落とします。
右写真は洗車後、鉄粉クリーナーを噴霧した状態です。
紫色に変色しているのが、鉄粉で変色しながら溶けてきた状態です。
洗車して綺麗な車も実はこんなに鉄粉がボディーに刺さっています。
2:部品取り外し及び
  マスキング
ランプ類、ウッシャノズル等、取り外せる物は取り外します。
ガラスや無塗装のモールはマスキングします。
3:下地作り 専用のバフ3種類とコンパウンド3種類を順番にポリッシャーにて丹念に表面を整え、微細な傷を除去し、限りなくフラットに近い鏡面状態に仕上げます。
この作業の出来栄えで仕上がりの光沢度が変わります。
4:マスキング取り外し 2で行ったマスキングを全て取り外します。
5:洗車及び乾燥 高圧水流にて隙間に入ったコンパウンドを除去し、完全に乾燥させます。
6:マスキング コーティングの行わないガラス、ゴム、メッキ部等をマスキングにて保護します。
7:脱脂作業 コーティング脱脂剤、N-900にて綺麗に脱脂します。
この作業の仕上がりで耐久性(ボディーとの密着度)が変わります。
8:コーティング剤の塗布 コーティングスポンジにてコーティング剤を塗り込み、マイクロファイバーウエスで伸ばしていきます。
スポンジとウエスを新品に交換しもう一度同じ作業をします。
さらにスポンジとウエスを新品に交換して、3回目の塗り込みを行います。
9:乾燥 高温ブース及び遠赤外線ヒーターにて焼入れ乾燥を行います。
その後、常温にて1〜2日ほど自然乾燥させます。
この作業で表面硬度が変わります。
10:仕上げ ケルビムクリスタルシールドは親水性の高い仕上がりになりますが、その上から、撥水性の高い、WAKO’Sのバリアスコートで仕上げます。
完全硬化までの1ヶ月間の間に酸性雨や糞害から守ります。
撥水性が高い方が好みの方は3ヶ月に一度、洗車の拭き上げ時にバリアスコートを噴霧してから拭き上げていただければ、撥水性の高いまま、維持できます。
右下写真は向かって右側がガラスコーティングのみの状態で親水タイプです。左側がガラスコーティング後、バリアスコートを施し、撥水タイプの状態です。



価格表